セグマーはクライアントの戦略的意思決定、国際市場での機会獲得、ビジネスでの課題解決を支援します。
以下の領域をコアビジネスとしています。
食品とアグリビジネスに関する調査とコンサルティング
民間企業、官公庁、業界団体等に、食品とアグリビジネスにおける最新のデータに基づく調査結果を提供します。サービス内容には市場参入と戦略展開のためのリサーチ、農業政策調査、規制関連調査、サプライチェーン分析が含まれます。
プロモーションおよびマーケティング活動実施のコーディネーション
マーケティング戦略の策定と、プロモーション活動実施に係るコーディネーションサービスを提供します。調査や流通チェーンの様々な企業とのコミュニケーションから得た知識を活用し、プロモーション予算を効率よく使うためのアイディアを提供、マーケティング効果を最大限に生かせるよう顧客や業界の関係企業ともコミュニケーションをとりながら最大限の効果を生むプロモーション活動を行います。
語学や海外のネットワークを必要とする現地市場とのコミュニケーションソリューション
海外への進出に伴う様々なシーンでの語学・現地ネットワークを必要とするビジネスソリューションを行います。報告書や関連書類の翻訳や商談での通訳から、現地の有望取引先の特定とアプローチ、視察のためのアレンジなどを含みます。
セグマーはクライアントに対して、以下の支援を提供します:
- 事業戦略の開発と計画
- 新規市場と市場機会の評価
- 企業合併、買収およびジョイントベンチャーへのアドバイス、アセスメントおよびアシスタンス
- 入手困難なデータとビジネスインテリジェンスの継続的な提供
- 規制方針とその影響の分析と監視
- 経済と多国間政策の調査支援
- 市場開発のためのプロモーションプログラムの計画、評価およびコーディネーション
セグマーは国際的なネットワークを駆使して、多国/地域間の食品・アグリビジネスをサポートすることができます。弊社のサービスをご提供できる地域の一端をご紹介します。ご覧になりたい地域を地図上、あるいは地図下のリンクをクリックしてください。
- 日本
- アジア諸国の急発展の中でも、日本は人口縮小局面に入ったとはいえ、依然として巨大な消費市場を抱え、食品と農産物の主な輸入国です。流通構造は大きく変わりつつあるものの複雑で、日本の消費者は要求が細かいことで有名です。新しい商品のアイディアや技術開発にも熱心で、海外の関係者が注目するに値する興味深い面も持ちます。日本の食品企業の海外展開と、農林水産物の輸出促進は大きな潮流を形作りつつあり、セグマーの業務の中でも日本の民間企業や政府機関に対するサービスの比重が高まっています。
事業事例:
- 日本の農林水産業や食品市場が、メキシコ、チリ、タイ、ニュージーランド、カナダ、中国、韓国、マレーシア等とのFTA締結によって受ける影響の評価
- 日本市場における外資系アグリビジネス会社の製品流通の見直しに向けた卸売会社の直接調査と、それに伴う戦略策定へのアドバイス
- 日本のアグリビジネス及び食品企業の豪州への投資誘致に関する調査
- 中国
- 中国の急成長により、貧困層が大幅に削減する一方で、強大な中間層が形成されつつあり、新しい消費市場として世界中の注目を集めています。同時に、国土の広大さと多様さ、巨大な人口、民族、透明性の欠如、発達途上の流通などの背景から、成功するためには注意深い市場分析が不可欠な条件となっています。 セグマーは北京、上海、大連、杭州、青島、温州、広州などの主要都市における消費市場の調査、あるいは黒竜江省や吉林省、山東省、浙江省などでのコメ、青果物や水産物、畜産物の生産・加工拠点の調査・コンサルティング、その他に政策や規制調査、あるいは業界団体等への定期的なニュース配信等のサービスをご提供できます。
事業事例:
- 中国の油糧種子及び穀物業界に関する週及び月別の情報配信
- 温州における米国産牛肉の消費状況とポテンシャル分析
- 中国の農業(米、小麦、牛肉、乳製品)における生産から流通の各段階のコスト分析と農業機械市場の可能性に関する調査
- 東アジア
- 韓国と台湾は生活レベルが大きく向上しており、食品消費の需要にこたえるために、輸入に頼る割合が増大しています。韓国はFTA促進に大きく舵を切り、米国やEUをはじめ主要な各国との締結を急ぎ、関税引下げ等により魅力的な消費者市場として注目を集めています。両国とも日本の近隣諸国として、似た食習慣を持ち、地理的な近さも幸いし、日本からの輸出も盛んです。農畜水産業に関わる実態調査や政策分析、食品企業に対するコンサルティングなど、様々なサービスをご提供できます。
事業事例:
- 韓国のサバ、ニシン、サケ市場
- 韓国の豚肉市場
- 韓米FTAの農業分野に係る調査分析
- 南アジア・東南アジア
- インド、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどの成長経済を抱える東南アジアと南アジア地域は、人口も急拡大しており、農水産物にとって面白い市場であると同時に、パームオイルやコメ、加工水産物・畜産物等の輸出国でもあります。またこれらの国のみならず、カンボジアやラオス、ミャンマー、ネパール、バングラディシュ、ブータン等においても、国際的な経済援助からさらに一歩進んで、農業・食品分野での民間投資が活発化しており、セグマーはこれらの国における調査やコンサルティングもカバーすることができます。
事業事例:
- シンガポールにおける日本食市場に関する調査
- インド及びベトナムのコーヒー産業及び農薬使用実態の経年変化に関する調査
- タイ及びベトナムにおける水産物加工産業と輸入水産物の再輸出に関する調査分析
- オセアニア
- 世界に占める人口は少ないですが、オーストラリアとニュージーランドはいずれも農業大国で、牛肉、羊肉、チーズや粉乳、バターなどの乳製品、油糧種子、小麦、砂糖など、多くの産物を輸出しています。いずれも大規模な財政改革を経て農業に対する補助を大きく減らしており、WTO交渉ではケアンズ諸国の農業補助削減に向けた働きかけを強めています。両国では旧ボードが改組され、フォンテラやゼスプリ、エンザといった巨大アグリビジネス企業が成立するとともに、各国から農業や食品産業への投資を集めています。また農業機械やバイオテクノロジーの面からも注目されます。
事業事例:
- 豪州の穀物生産と輸出に関する月別情報提供
- 豪州とニュージーランドの乳製品及び牛肉セクターにおけるコスト分析と、農業機械市場調査
- ニュージーランドの農林水産業と貿易、FTA戦略
- 北米
- 米国とカナダはいずれも食品や農産物の巨大な輸出国であると同時に、日本産農林水産物や食品にとって魅力的な消費市場でもあります。北米における日本食はすでにトレンドではなく、一般家庭の食事になりつつあり、日本からの進出も盛んです。セグマーは、米国やカナダの提携先と協力し、両国における穀物や畜産、流通状況等の調査や視察、あるいは日本産農林水産物や食品の輸出、現地での農業・食品業界の投資に関するコンサルティングをご提供できます。
事業事例:
- カナダの小麦、大麦、牛肉、豚肉産業と日加農林水産物貿易、FTAの影響
- 米国市場における栄養食品市場の分析と、日本産栄養素材の可能性分析
- 日本の穀物関係企業の米国における投資機会の評価
- 中南米
- メキシコ、コロンビア、ブラジル、チリ、そしてアルゼンチンと、中南米は世界を代表するコーヒー、大豆、水産物、畜産物、果実の産地として大きく成長しました。そして、農業機械やバイオテクノロジー、農薬・肥料、種子と関連するアグリビジネスの主戦場になっています。セグマーは中南米に4ヵ所の拠点を置き、ラテンアメリカでの調査やビジネスをサポートします。
事業事例:
- ブラジル及びアルゼンチンの飼料市場に関する調査と飼料原料供給の可能性に関する分析
- チリ及びメキシコの日本とのFTA締結に関する農林水産物貿易に関する調査分析
- ブラジル及びアルゼンチンの穀物・油糧種子産業の生産・輸出・需給・農業投資に関する月別情報提供
- ヨーロッパ
- 欧州もまた、巨大な消費市場であると同時に、農産物や食品の輸出国でもあります。EUは、経済的な魅力を持つことに加え、食品安全規制や農薬、環境行政、農業政策等における国際的な影響力は計り知れません。また、食品技術や種苗開発、バイオテクノロジー、環境ビジネスの面で欧州の企業は世界をリードしています。当社は英国とフランスに提携先を持ち、その他ドイツ、イタリア、スペイン、オーストリア、ポルトガル、オランダ、スイス、ノルウェー、ルーマニア、ブルガリアなど、欧州各地での調査やコンサルティング、視察のサポート等を行うことができます。
事業事例:
- 欧州の肥料原料市場の調査と、日本産品の参入可能性についての分析
- 欧州の食品加工原料市場に関する調査分析
- フランス、ドイツ及びその他欧州主要国の穀物需給に関する月別報告提供
- ロシア・中央アジア
- ロシアと中央アジア(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタン)は、石油、天然ガスや鉱物の産地であるだけでなく、小麦、コーン、大豆などが豊かに育つ穀倉地帯でもあります。ただし、気象条件に大きく左右されることもしばしばで、国際商品市場の波乱要因でもあります。消費の面からは、この地域ではロシアが唯一目立った市場となっています。現地提携先と協力関係があり、現地視察や生産・政策、消費市場の調査等を実施することができます。
事業事例:
- 日本の水産物及び果実のロシア向け輸出に関する調査分析
- 日本の水産物のロシア市場参入の戦略策定
- カザフスタン産の特殊な油糧種子の供給に関する調査及びサプライチェーン構築補佐
- 中東・北アフリカ
- この地域にはエジプトやUAE、サウジアラビア、トルコ、イスラエル等が含まれます。地域の主要農業国では長い間主要穀物について自給的な農業政策を展開してきましたが、国内の貴重な水資源の保護と経済発展を背景に、農産物輸入に方向を転換しました。また、北アフリカは綿花の主要産地の一つでもあると同時に、世界最大のリン鉱石(肥料に用いられる)の埋蔵量を誇るなど、アグリビジネスの面からも注目されます。
事業事例:
- エジプトにおけるフードバリューチェーンの調査
- トルコにおける砂糖産業に関する調査
- 中東6カ国における赤身肉の市場調査
- サブサハラアフリカ
- サブサハラアフリカは、食品や農業、環境の分野で新しい可能性に満ちています。開発援助の分野では、「貿易のための援助」が重視されるようになっており、生産技術や種子の開発だけでなく、セグマーの専門分野である流通や市場開拓、海外でのプロモーション等の面からのサポートもますます必要とされるようになっています。南アフリカ、タンザニア、エチオピア、モザンビーク等、日本向けのコーヒー豆や果実、スパイスの輸出でも重要な地域です。さらに民間投資の面からも注目される市場となってきたほか、一つの大きな消費者市場としての地位も確立しつつあります。
事業事例:
- 南アフリカの農林水産業
- 南アフリカのかんきつ類産業の日本及びアジア市場向け輸出拡大に向けた調査及び戦略改訂
- エチオピアとタンザニアにおけるコーヒー生産及び流通チェーンに関する調査